2020年12月14日

12月6日 説教要旨

先駆けとなる者たち

2020年12月6日 待降節第2主日・アドヴェント
ローマの信徒への手紙第16章25-27節
マタイによる福音書 第11章2-15節
牧師 木谷 誠

先週よりアドヴェント礼拝になりました。アドヴェントの礼拝のテーマは、キリストの再臨 旧約の神の言葉 先駆者 告知 そしてクリスマス(キリストの誕生)となります。今週は「旧約の神の言葉」、「先駆者」を一つにしてお伝えします。
 ローマの信徒への手紙では、私たちを本当に強めてくれるものは何かを教えています。それはイエス・キリストの福音です。イエス・キリストがこの世界に来て、神様の愛を私たちに与えてくださいました。そして十字架にかかり、ご自分の命を捧げ、私たちの罪を、私たちに代わって償ってくださいました。それにより、私たちは罪をゆるしていただきました。そして、神様の愛をいただいて生きることができるようになりました。この福音が与える神様との愛の交わりが私たちを本当に強くしてくれます。人は本来神様との交わりの中で生きた者となるからです。その福音は旧約の預言者を通して、すなわち旧約聖書の言葉を通して伝えられるのです。
 そしてその「宣教」、すなわちこの福音を、誰かに伝えることによって、私たちはさらに強められます。福音を信じた人は、それを誰かに伝えることで、福音をより深く味わうことができます。更に私たちが福音を誰かに伝えることを神様は喜んでくださいます。そして私たちを祝福してくださいます。だから私たちは福音を伝えること、宣教することによってもっと強められるのです。
 マタイによる福音書では、洗礼者ヨハネは最後の預言者として描かれています。預言者は、神の言葉を預かって伝える人です。洗礼者ヨハネは、預言者として力強く語りました。しかし、ヘロデ王はヨハネを牢屋に入れました。ヨハネが伝える神の言葉は、ヘロデ王には都合が悪かったのです。捕われたヨハネはイエス・キリストに使いを送り、「来るべき救い主はあなたなのですか?」と尋ねました。イエスはこの問いに対して、「5 目の見えない人は見え、足の不自由な人は歩き、重い皮膚病を患っている人は清くなり、耳の聞こえない人は聞こえ、死者は生き返り、貧しい人は福音を告げ知らされている。」と答えました。
 みなさん、この意味わかりますか?私は全然わかりませんでした。実はこのイエスの言葉は、旧約聖書のイザヤ書26章19節、61章1節の言葉です。ヨハネの問いに対して、イエスは「旧約聖書の預言者イザヤが語ったことが今実現しています」と答えたのです。洗礼者ヨハネにはそれで十分でした。イエスの答えの意味が私はわかりませんでした。でもよくわからないイエスの答えは実はベストアンサーだったのです。預言者たちの言葉、旧約の神の言葉がイエス・キリストによって実現したことが明らかになりました。最初にお読みいただいたローマの信徒への手紙16章の「26 その計画は今や現されて、永遠の神の命令のままに、預言者たちの書き物を通して、信仰による従順に導くため、すべての異邦人に知られるようになりました。」の中の、預言者たちの書物を通してというところはこうして実現たのです。
 続いてイエスは人々が洗礼者ヨハネとの出会いを大切にしなかったことを責めました。洗礼者ヨハネは偉大な預言者だったのに、ヘロデも、あなた方もヨハネのメッセージを受け入れなかった。ヨハネとの大切な出会いを無駄にしてしまったと言うのです。それは旧約聖書の時代にイスラエルの人々が預言者たちの言葉を受け入れなかったことと同じです。尊い神の言葉を受け止めないで、神に背いてしまった愚かな歴史が何度も繰り返されました。
 ヨハネとの出会いを無駄にしないために、私たちは今、改めてヨハネの告げるメッセージを聞きましょう。洗礼者ヨハネの伝えたメッセージは悔い改めです。イエス・キリストの準備をする者、先駆者としての洗礼者ヨハネは悔い改めを伝えました。この洗礼者ヨハネの悔い改めの勧めに従いましょう。神様の前で自分を振り返り、反省しましょう。そして神様に喜ばれる生き方を始めましょう。この悔い改めこそ、イエス・キリストを心にお迎えする最も良い備えとなります。
posted by 日本キリスト教団今治教会 at 22:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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