「歴史は繰り返す」と言う言葉は、「人は過ちを繰り返す」という意味です。
今もウクライナで戦争が続いています。多くの人々が傷つき、亡くなっています。とても悲しいことです。今まで、このようなことは、何度も繰り返されてきました。「歴史は繰り返す」と言う言葉は、「人は間違いを繰り返す、悪くて惨めな生き物です。」と言っているようです。
このような悲しい出来事がなん度も繰り返しあると、「人は変われるのだろうか？」と思ってしまいます。もちろん人は変わることができます。死ぬまで成長することができます。よくなることができます。しかし、それはやさしいことではないのです。
今日の聖書は人が変わることができたお話です。イエス様が天に昇っていかれました。天の神様のところにお帰りになったのです。弟子たちはエルサレムの町に残りました。弟子たちの住むエルサレムの町は、イエス様が十字架にかけられた町です。弟子たちはこんな街からはすぐに逃げ出したかったのです。
しかし、イエス様は「大丈夫、聖霊が来て、あなたたちを励ましてくださるから。」と約束してくださっていました。弟子たちはイエス様の約束を信じて待っていました。
とうとう約束の聖霊が来ました。聖霊は、神様から贈られる目に見えない力です。この聖霊が弟子たちの心に働きました。イエス様は約束を守ってくださったのです。
聖霊を受けた弟子たちは、元気と勇気をいただきました。イエスが救い主だと信じて、人々にイエス様のことを伝え始めました。
これを聞いて、イエス様を十字架にかけた人たちは驚きました。
弟子たちは、イエスが救い主であることをはっきりと言うことができました。もう弟子たちはイエスを見捨てた弱虫、こわがり、臆病者ではありません。変わることができました。なぜでしょうか？
弟子たちが変わることができたのは、自分の力ではありません。弟子たちは聖霊という目に見えない神様の力をいただきました。この聖霊によって弟子たちは勇気と元気をもらいました。この聖霊によって、弟子たちは変わることができました。
この弟子たちのお話を聞く時、「わたしたちは変わることができる」信じられます。
この聖霊は今も働いて、私たちを励まし、勇気と元気と知恵を与えてくださいます。実はわたしもいつも聖霊をいただいています。この前も聖霊の声が聞こえました。
実は私には大好きな牧師さんがいます。その牧師さんの聖書のお話を聞いて、いつも勉強しています。その先生がyoutubeでお話ししている聖書が、私が先週礼拝でお話しするところと同じだったのです。「ラッキー、これ聞いたら、聖書のお話が楽に作れる。真似しちゃおうかな」と私は考えました。そしてそのお話を聞こうとした時、「聞いたらダメ」という小さな声が聞こえたのです。
「別にいいでしょ。参考にするだけだけ。」「ダメ、聖書の言葉はあなたの心で聞いて、あなたがいただいた聖書のメッセージをみんなに伝えなさい。私があなたに、あなただけに教えてあげるから。」
そんな声が聞こえてきたのです。これは聖霊の声なんだろうなと私は思いました。それで私はその先生のお話を聞きませんでした。それでもなんとか先週の礼拝のお話をすることができました。私の力ではありません。聖霊が助けてくれたおかげです。実はいつもそうなのです。わたしが礼拝で毎週聖書のお話ができるのは、私の力ではなく、聖霊が私を助けてくれるからです。ただ、そのための準備はしています。それは毎日、聖書を読んで、お祈りすることです。
イエス様を信じて、聖書を読み、お祈りすることによって、聖霊をいただくことができます。するとわたしたちは変わることができます。自分の力だけでは無理でも、聖霊の助けによってできるのです。
私たちを助けてくださる方は、この聖霊によって伝えられるイエス様です。他にはありません。聖書を読み、聖書のお話を聞き、お祈りして、聖霊をいただいて、元気に歩んできましょう。大丈夫、あなたも私も変われます。
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